振袖は焦茶色で、とても渋い晴れ着となりました。(おいららしいと好評でしたが)
一般的には白いフワフワしたファーを身につけますが自分はあのファーがどうしてもダメで、
お着物を決めた当時、「この振袖にはぜったいあの白いファーは似合わない!」とも思っていました。
いっそ自作してしまおうと思い、振袖の色に合わせた山吹色ストールを制作しました。
もちろん手紡ぎ糸の、ホームスパンで。
「絶対に作ろう」と意気込んでいたのは12月上旬あたり。
しかし表参道の展示会やら制作やらで大変忙しく、結局ストール制作を開始したのは大晦日(!)
羊毛を台所で染めている最中に年を越してしまいました…。しかしこういう年越しも悪くない!
バタバタとしていた年末年始でしたが、なんとか一週間(成人式前日ギリギリ)で仕上げ。
巾50㎝×長さ170㎝、200グラムほど。染色、カードかけ、糸紡ぎ、織りを一週間でやりとげました。
我ながらよく頑張ったと思います。これが普段にも活かせるといいんですが。(のんびり屋なので)

使用した羊毛はクロスブレッド、ハーフブレッド、シェットランド。
有り合わせの羊毛を混ぜてつくったので感触などどうなるかとドキドキしてましたが、
縮絨してみるとむっちり、やわらか~いストールになったのでよかったです。
今年はいろんな羊の相性などもしっかり勉強したいですね。
成人式になると、やったら派手にしたり髪を盛ったり、派手に大暴れをしたりして
自己アピールをする新成人が多いこの時代ですが、
おいらはそういうアピールの仕方がなんだか苦手です、性に合わないです。
しかし、皆と同じも何か嫌だ、一生に一度の晴れ舞台なのだから他の人と差をつけたい。
だったら自分は自分の作品を身につけて自分をアピールしよう、これが自分だ!
作品というのは作者の性格、趣味などがはっきり現れるものなので、
それを身につければ個性もグッと引立つものだと思うのです。
作品自体のアピールにもなりますしね。
無理に派手にしなくたって、個性を表現できるんです。地味だっていいじゃない!
さすがに大判ストールを羽織ってたのは自分だけでしたが、
「振袖にとてもよく似合う」と大好評だったので、この日のために作ってよかった!と感じた一日でした!

素敵な感じに着付けしてくれた美容師さん(幼少時代からお世話になってる)に感謝です。
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